【納車紹介】サーヴェロ R5 (チーム ユンボ・ヴィズマ)
サーヴェロ R5/チーム ユンボ・ヴィズマ(サイズ54)
圧倒的な登坂力でツールをくつがえした現代最強チーム『ユンボ・ヴィズマ』が乗る、サーヴェロ R5を納車しました。
フレームセット1kg。
圧倒的「軽さ」と「下りの安定性」を両立した
ユンボ・ヴィズマのミラクルバイク
強豪チーム『ユンボ・ヴィズマ』の主力バイクとして昨年のツールで初登場し、直後から、”魔の山”モンヴァントゥでの30km以上の独走勝利(ファンアールト)やブエルタ3連覇(ログリッチ)など快挙を次々と叩き出した<サーヴェロ R5>。
特に今夏のツールの山岳区間の攻防戦は「圧巻」の一言で、ユンボ・ヴィズマの圧倒的な山岳力を見せつけました。
そのミラクルの支えるのは、R5の圧倒的な「軽さ」と「下りの安定性」です。
一般的に、ディスク車はフレームセット1200g前後で「超軽量」とされるなか、
<R5>は、1025g(フレーム695g+フォーク330g)という、リム仕様に匹敵する軽さをマーク。
ツール決戦の地であるアルプス・ピレネー山脈での攻防を優位に進めました。
また、R5の強みは登り終わった後にもあります。もともと評価の高かったハンドリングやコーナリング性能に加えて、下りの安定性をさらに増幅。前述モンヴァントゥでは20km以上のダウンヒルを単独で逃げ切り、また、今年のツールでもその卓越したダウンヒル能力こそが勝敗を覆す一因となったのは記憶に新しいところです。
『登りの先には下りがある。ゴールは頂上だけとは限らない』ーーと開発目標に掲げているように、「クライミング」と「ダウンヒル」という、2つの相反する能力を高次元に両立した驚きの1台です。
32cタイヤまでOK!
懐の広い”モダンロード”の側面も
「どこでも快適に走れる」モダンロードとしての側面を持ち合わせていることも、R5の面白みを増しています。
昨今の潮流としてタイヤ幅はおおむね、
25c → レーシング
28c → ロードバイク一般
30c以上 → オールロード(ダートもOK)
として好まれる中、「R5」は、レーシングマシンでありながら最大32cまでのタイヤクリアランスを確保。
30c以上となれば、グレーチングにもはまらず、突然のダート区間も楽々乗りこなせます。
そのどこでも行ける気楽さと、疲れ知らずの乗り心地で、最高の「休日の相棒」となる事間違いないでしょう。
もちろんその時々の路面や気候コンディションでタイヤを使い分けることも可能。
生粋のレーシンバイクでありながら、こうした懐の広さも「R5」の魅力の一つだと考えています。
今回は、若手レーサーのために
軽量にこだわったレーシングバイクに
納車したR5(コンポ:Dura-Ace Di2、ホイール:MAVIC SLR 45)
さて、今回のオーナーは、アップダウン主体のロードレースで活躍する若手レーサーでしたので、
あくまで軽量にこだわったレーシングバイクへと仕上げました。
主な変更点としては、ハンドルです。
R5には専用ハンドルステムが付属してくるのですが、今回はより軽量なVISION製のステム一体型ハンドルへと変更しました。独特な形状のR5専用スペーサーを手作業で切削し、VISIONステムに合わせて加工しました。
納車後、登りタイムを順調に更新したオーナーのW選手。全日本選手権(ジュニア)では、最終局面の上り区間において強力なアタックを披露し、先頭集団を大いに揺さぶるなど活躍を見せてくれています。
W選手の体感では、平地のスピードもさらに速くなったそうです。
アクシデントでブエルタ4連覇は惜しくも逃しましたが、R5とユンボ・ヴィズマの快進撃はまだまだ続くはずです。
その活躍に、これからもぜひご注目ください!
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